/* */

「斜め下」の歩き方

今回はボソボソと田中(゜p゜)のことを書きます。

田中(゜p゜)は、社会思想として未だに根強い「大企業に入って出世する」という、理想的なパターンから大きく外れて生きてきました。

転職回数多いし、大きな企業にいたことあるけど、メインストリームであったことは一度もなくて、大勢に逆らってマイノリティとして活動するケースばかりだったし。ベンチャーに入って、一発当てようとしたらしくじってリタイヤしちゃったし。

この社会思想や同調圧力とやらは田中(゜p゜)も好きではないですが、幸いなことに今はパラダイムシフトが起こりつつあって、「起業して一発あてる」とか「会社と距離をおいて自分のビジネスを作る(YouTuberとか生業ブロガーとかね)」とか、新しい生き方が若い世代から浸透しつつあると思います。

ただ、田中(゜p゜)はどちらにも該当しません。
ちょうど田中(゜p゜)が大学卒業した頃は、就職氷河期と言われる世代で、社会思想と新しい世代との中間的な位置に当たっているのかな、などと思います。

SNSなどを見ていても、やはり同世代の人達が、同じようなポジションにいるのだというのをひしひしと感じます。

こうした自分のポジションについて、田中(゜p゜)はかなり自覚的でしたが、常に以下の2つのポイントを心がけていました。

趣味に生きる

田中(゜p゜)は40歳までオートバイ大好きっ子で、モトクロスのレース活動してました。もちろん独身だからできたことです。
※今は家庭ができてしまったので、もうスッパリ辞めてしまったのですが、これは別記事で書きます。

整備のために一軒家を買い、1階をガレージスペースに改造してたりして。 当然クルマも持ってましたが、ハイエースとかそれ系の、後ろにレース用のオートバイを運べるタイプでした。

一軒家の中身

レースというのはとてもしんどいもので、勝つためには常に成長が必要であり、身体能力的にも、バイクの機能面でも、日々の改善と、知恵を凝らした工夫が必要です。

勝った時の達成感や、負けた時に次をどう考えるか、という一連の行動パターンは、仕事にも良い影響を与えていたと思います。

また、幸いなことに、会社以外でも人間関係ができ、サラリーマン以外の価値観に触れることができたのも、田中(゜p゜)にとって大きな収穫だったと言えます。

今、田中(゜p゜)はIT業界にいますが、業界が異なると考え方というのは全く異なりますし、そもそも自営業者の方とは更に大きく隔たりがあります。
いかに自分が狭い世界の中で生きてきたのか、否応もなく自覚させられます。

同じ会社にずっといると、その価値観が全てなのだ、と思い込みがちですが、趣味は田中(゜p゜)に全く別の視点を与えてくれたのだと思います。

生活レベルを下げる

一軒家の中身

趣味に関わるモノ以外では、田中(゜p゜)はほぼミニマリストに近い考え方をしてたと思います。管理するのは物理的にも心理的にもコストがかかるので、よけいなモノは持ちたくない。

衣食住、全般にわたってそんな感じでした。
食べ物も、体調管理に最低限必要っぽい栄養素を自炊して食べる感じ。

飲みに誘われたら行きます。 美味しいものを食べるのは嫌いじゃない。むしろ好きです。二次会行くと味がわからなくてもったいないので、一次会で帰りますが。

当然お金もかかりません。

これは、オートバイの維持でコストがかかるというのもありますが、仕事でのめり込みすぎて破綻した時のフェールセーフだったというのもあります。

「オートバイ捨てるという前提で生きていける最低限の年収」を下げた方が、お仕事の選択肢が広がるという考え方をしていたからです。

お仕事で「メインストリームに乗ってない」のを自覚した時、生活もまたメインストリームではない方を選択しないと、生きていくのが難しいと思います。

すなわち、お金がたくさん使えば楽しい、贅沢をすれば楽しい等々、資本主義社会が求めている、大量消費を刺激する価値観とはまた別の選択をしなければならないということです。

斜め下の幸せ

田中(゜p゜)の場合、これで何か不満があったかというと、全くそんなことはなく、むしろ精神的にはとても充実していたと思います。

むしろメインストリームの中にいた人達の方が、よっぽどストレスフルに見えました。住宅ローンによる金銭問題、仕事のトラブル、家庭内不和、その他諸々。

つまり、メインストリームにいるからといって、必ずしも幸せそうには見えない。メインストリームに乗ってない人たちのほうが、おおよそ自由に、気ままに選択した人生を楽しんでいる。

もちろん、メインストリームにいる人の中にも幸せな人もたくさんいます。
ですが、社会の歪(社会の前提条件と現状のギャップ)が大きくなるにつれ、その割合は年々小さくなっているのかな、とは思います。

労働人口の拡大と、企業の継続的な成長を前提とした社会基盤から脱却できないのが日本の課題で、高齢化と労働人口減少という日本の現状を鑑みれば、その歪がますます大きくなるのは自明の理です。

できれば、メインストリームの中いる人達も、社会思想だったり、同調圧力だったりから早々に解き放たれ、斜め下の生き方も許容できるようになればな、と願ってます。

2020/09/16