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経営の人が見たITインフラ

田中(゜p゜)がITインフラエンジニア/PM時代、管理層や経営層と呼ばれる人たちの言動について少なからず「何言ってんだコイツラ」とか「現場わかってねー」とか「給料安いんですけど!」とか、不満タラタラでした。

もちろん今でも何言ってんだ、と思うことはままありますが、逆の立場に片足突っ込んでみると、その言い分も分からなくもないかな、という気がしてます。

結論から言うと経営側の人の視点からすると「ITインフラ」に対する投資へのモチベーションは、

できればなくしたい。
けど、それじゃ困るから必要最低限にしたい。

つまり必要悪。

だと思います。

身近な例を挙げていくと、我々一般庶民も電気使いますよね。電気。
でも我々が気にするのは、「ルームランプがつくかどうか」「エアコンがつくかどうか」であって、その間の配線とか給電機器がカッコいいとか関係ないわけですよ。求めるのは「安くて最低限安定していればよい」なのかな、と。
それと同じです。

そもそも経営者の目指すもの

企業、特に営利法人については、利益を上げることがまず最優先です。
「社会に対する貢献ガー」という企業もあるでしょうが、まず中小企業については食えなければ話になりませんし、株式を公開している企業であれば、株主からの利益拡大のプレッシャーは想像以上に熾烈なものです。

「利益」について。田中(゜p゜)は経済の専門家ではないので、知ってる範囲で書きます。
利益とは以下の公式で定義できます。

売上(収益) ー 支出(費用) = 利益

誰でも知ってるよ!という話ですけど。
で、経営側の人は、利益を上げることに責任を持っとるわけですが、その方法は概ね二つです。

  • 売上を増やす
  • 支出を減らす

これも誰でも分かる単純な話ですね。
当然、ITに対する投資に対しても、その原理が働きます。

経営者がITに求めるもの

だいたい以下の三つかなと田中(゜p゜)は思ってます。

  1. 販路を増やし、売上を増やす
  2. 業務効率を上げ、人件費を減らす/生産量を増やす
  3. 組織の状態を迅速に把握し、経営の判断スピードを上げる

(1)は分かりやすいです。例えば製造業とかで、小売りを卸売り業者経由にしていたのを、ネット通販にして販路拡大する、とか。

(2)も難しくないです。例えば勤怠をWEBにして、ペーパーレス化すれば、入力の手間も、集計の手間も省けます。

(3)はちょっと難しいですが、管理会計のしっかりした会社だと、だいたい月単位で各部署の売上、費用、利益の動向が出てきて、その単位で経営の判断を下していくことになります。

ただ、経営者としてはそれでも遅いことが多くて、特に利益が出ていない、ともすると赤字の部署やプロジェクトに対して週単位や、日単位でのアクションを要求していたりします。

現場は往々にしてヤベー状況を隠したがるので、それを可視化した上で早めに手当てしたい、ということですね。

実際経営層がダメだと単に怒られて時間の無駄ですが、有能な経営層であれば早めのアクションのよって被害の食い止め、ともするとリカバリまでできてしまったりします。
また、失敗の要因の分析に加え、成功の要因を分析して、アセット(資産)化につなげられたりもします。

ここまでできてるのはほんの一握りの会社なんでしょうが…。

話が長くなりました。
じゃあ経営の人は「ITインフラ」に何を求めるんでしょうか。

経営の人が「ITインフラ」に求めるもの

経営の人がITに求めるものは「1. 販路を増やし、売上を増やす」「2. 業務効率を上げる」「3. 組織の状態を迅速に把握し、経営の判断スピードを上げる」でした。

で。
「ITインフラ」に投資して、この3つのどれかに貢献できますか、という話です。PCやサーバーやネットワーク回線が高くて遅かった時代には、これらに投資して業務効率が改善するケースもあったでしょう。

ですが、PCもサーバーも回線も安くて品質の良いものが手に入る現在、ITインフラに対する投資は効率が悪い、というのが現状だと、田中(゜p゜)は思っています。

さらに残念なことに、ITインフラの場合は、利益に一切貢献しないのに投資しなければいけないケースがままあります。例えば以下です。

  • 機器の老朽化対応
  • ソフトウェアのサポート切れ
  • セキュリティ事故によるシステム強化

利益を上げる責任者からしてみれば、ホント残念な費用の使い方つまり必要悪なのだと思います。

ただ、これはITインフラだけの話じゃなくて、経営の人は「本業以外の仕事を必要最低限にしたい」と常に考えている、という前提だけは覚えておいたほうがいいと思います。

ということで、最初に書いた結論でまとめます。

まとめ

  • 経営者は利益を上げることに責任を負っている
  • ITインフラに対する投資は利益に直接貢献しないことが多い。よって経営者は、できればITインフラに投資したくない。しても最低限にしたいと思っている
  • 経営の人は「本業以外の仕事を必要最低限にしたい」と常に考えている。ITインフラだけではない